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新入社員の岩切です
4月に新卒で入社しました、グラフィックデザイナーの岩切です。行楽にはもってこいの春日和が続いていますが、未だ気楽にお出かけとはいかない様相です。
今年もまたコロナ禍仕様の採用市場となりそうですね。
さて今回は、イグニッション・エムや、ゲーム業界に興味があるという方の参考となりますよう、拙文ながら私の就活エピソードを綴らせていただこうと思います。
就活はポートフォリオ作りとともに
私は芸術系の大学でデザインの勉強をしていました。
色々なジャンルのデザインをやりましたが、中でも広告系の課題が比較的多いような、ゲームづくりとは少し縁の遠い世界です。
私はそこで自由度の高い課題のときなどは、アナログゲームのようなものを好んでよく作っていました。
先輩方にもゲーム業界へ旅立った人は少なからずいいたので、就職を意識しはじめた頃、自己分析を経て、私もそのあとを追いたいと思うようになりました。
就活をスタートしたのは3回生の1月ごろです。
デザイナーを目指すには何よりポートフォリオが命。ひとまずそこから手を付け始めました。
自分が何をやってきたのか、何をしたいのか、どのように会社に貢献できるのかを見る人に目一杯伝えなければいけません。
企業ごとに求めるものは変わってくるので、それに合わせて作品を削ったり追加したりすることも必要になります。
しかし、初期の私のポートフォリオは、そういったことが全然できていませんでした。
大学の先生に見ていただいたり、ゲーム会社の説明会に参加して見ていただいたりしながら、それを少しずつ改良していく日々。
ゲームづくりを明確に意識した作品を増やし、要らない作品はごりごり減らし、「量より質」なポートフォリオを目指しました。
果てしない改良にも自分なりに区切りをつけて提出しなければなりませんが、それがなかなか難しく、提出してだめだったとしても後悔しないようにしたくて、いつもぎりぎりまで粘っていました。
それでも面接にこぎつけたのは数回で、だめだった度に新しく作品を追加して入れ替えたり、レイアウトを改善したりと、辛い気持ちをポートフォリオ作りに向けることで落ち着かせていたように思います。
イグニッション・エムとの出会い
納得できる仕上がりにできたのはもうすっかり秋めいてきた頃でした。
それまでに企業の方から詳しく話を聞いたり改めて自己分析をしていった中で、私は次第に規模の大きい受託開発よりも、規模は多少小さくとも自社開発でより深くゲームづくりに関わる方がずっと楽しいのではないかと思うようになってきていました。そんな時に知ったのが、イグニッション・エムです。
きっかけは偶然見つけた就活サイト。
さらっと読んだだけでも良さそうなところだなと感じていたのですが、升田社長の紹介欄に「Mr.シリーズ」とあるのを発見し、俄然志望度が高まったのを覚えています。それは私が小学生の頃非常によく遊んでいた、思い出深いゲームの名前でした。あんな面白いゲームを作る人の会社は、きっと人を楽しませるゲームを作る会社に違いない、そう思いました。
エントリー後、面接の機会をいただけることに。始終和やかな雰囲気で、作品についての具体的な意見をいただいたりもして、勉強になることばかりでした。
私の場合は、その後ポートフォリオに掲載していなかったような、より実務に近い簡単な課題を用意していただきました。
この時点でイグニッション・エム以外を考えていなかった私は、当然全力で制作にあたったのをよく覚えています。
そうして課題を提出後、無事内定をいただくことができました。
入社してまだ間もないですが、非常にやりがいのあるお仕事をさせていただいていて、毎日があっという間に過ぎていきます。
この記事を書くにあたって今までを振り返りながら、早く思い描いた一人前になれるよう頑張ろう!と改めて感じました。
就職活動を経て
私の就活のスタイルは、何社も同時にエントリーせずにその時一番行きたいと思うところだけに挑むというものでしたし、ポートフォリオにもかなり時間をかけました。
そのせいで随分スローペースになり、チャンスを逃した局面も多々ありました。それは大きな反省として心に刻んでいます。
一方で、常に自分に正直にいられたことや、最終的に辿り着いた求める働き方に合致するイグニッション・エムに出会えたことは、本当に良かったと感じています。
就活には様々なやり方がありますし、業界によっても、職種によっても大きく変化するものだと思います。
私のやり方は終わりが良かったからこそ良しと言えますが、決して正しいスタイルではなかったでしょう。もっと早く終わらせていれば、と思ったことも数知れません。
チャンスを掴むために、後悔しないために、自分の行きたい道や向いている道、その中でどう立ち回るのが良いのかを、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
最後に
私が一つ確定して言えるのは、自己分析の大切さ。
自分のことがよく分かると、私のように口下手でも伝えたいことを筋を通して主張できるようになります。一度きりでなく、定期的に分析しなおすことも大切です。
本当に求めるものが新しく見えてくるかもしれません。
正解のない就職活動、なにもかもがうまくいくという人はほんの一握りでしょう。
焦りや不安もあると思いますが、少しでも参考になりましたら幸いです。